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• 北村薫・編「北村薫のミステリー館」新潮社文庫

『ミステリーの大広間』の6篇を。
鮮やかに世界が裏返された瞬間の驚きや、最後の一文に潜んだ真実に気づいた時の恐怖、ささやかでとても大切な謎が解けたときの嬉しい気持ち。
ああ、こういう気持ちになりたくてわたしはずっと読んできたんだ。
そんなふうにおもうのでした。
ジュンク堂で行われた北村さんと戸川さんのトークショーで話題になっていたベイジル・トムスン「フレイザー夫人の消失」はなるほどなるほど、と納得。
実はカーの作品はまったくの未読なので、そちらにも手を伸ばしたいのですが……
と、とりあえず積んである本からだなあ。
緑川聖司「わたしの本」が収録されている「晴れた日は図書館へいこう」も気になっています。

北村薫のミステリー館 (新潮文庫)