伝えるということ

父の本棚は、帰省するたびに新顔が鎮座しています。
歴史小説好きで、わたしが小さい頃は天井まである本棚にぎっしり、という感じだったのですが、数年前にえいやと大整理。
手元には数十冊だけ残しました。(み、見習いたい……)
最近は、新聞の書評などをたよりに、いろいろ探すのが楽しいらしく、帰省するたびにおすすめ本が待っています。
今回はこちら。

雑誌「英語青年」に携わり、御茶ノ水女子大学の名誉教授である著者の、ことばや手紙、そして読書にまつわるエッセイを再録したものです。
思わず頷いてしまったり、背筋を伸ばして反省してみたり。
並行して読んでいる寺田寅彦にも言及しているものがあったりして、そういう偶然も楽しんだのでした。
寺田寅彦夏目漱石の門下生だったなんて!)


ことばの教養 (中公文庫)

ことばの教養 (中公文庫)